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技術士(機械部門)deレベルUP!~資格の取り方・勉強方法~

2023年11月24日

りっちゃん

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こんにちは。りっちゃんです。

今回は、「機械設計」職種に関連する資格の一つ「技術士(機械部門)」についてまとめてみました。

「技術士(機械部門)」は機械に関するの専門知識とスキルを持つことを認める国家資格です。
機械工学や機械設計に関する幅広い知識を習得し、実務経験を積むことで取得できます。
技術者としての信頼性や専門性を高めるために取得されることが多く、機械関連の仕事に興味がある方にとって価値のある資格と言えます。

理想とする自分を目指して頑張りましょう!

ポイント

◎資格区分:国家資格

◎試験日:年1回
 一次試験:11月下旬
 二次試験:筆記試験 7月中旬、口頭試験 12月上旬~翌年1月

◎合格発表日:
 一次試験:翌年2月下旬
 二次試験:筆記試験 10月下旬、口頭試験 翌年3月中旬

◎合格率:(令和5年)
 一次試験 35.6%
 二次試験18.0%

◎資格保有者の強み:科学技術に関する技術的専門知識、高等な専門的応用能力、豊富な実務経験、高い技術者倫理を保有することを客観的に証明できる。
(科学技術の応用面に携わる技術者として最も権威のある資格)

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「技術士(機械部門)」とは?

3DCAD

技術士(機械部門)は技術士法に定められる国家資格です。
第二次世界大戦後に、アメリカのコンサルティングエンジニア制度を参考に「技術士制度」は創設されました。

「科学技術に関する技術的専門知識と高等の応用能力及び豊富な実務経験を有し、公益を確保するため、高い技術者倫理を備えた優れた技術者」の育成を図るための、国による資格認定制度(文部科学省所管)です。
さらに、「技術士」は、「技術士法」により高い技術者倫理を備え、継続的な資質向上に努めることが責務となっています。

「技術士」は、産業経済、社会生活の科学技術に関する、ほぼ全ての分野(21の技術部門)をカバーし、先進的な活動から身近な生活にまで関わっています。

公益社団法人日本技術士会

基本情報

受験資格

一次試験:年齢・学歴・業務経歴等による制限なし。
二次試験:一次試験合格+規程の期間実務経験を積んだ方。

受験期間

一次試験:年1回/11月下旬 → (合格発表)翌年2月下旬
二次試験:年1回/筆記試験7月中旬 → (合格発表)10月下旬
         口頭試験12月上旬~1月中旬 → (合格発表)翌年3月中旬

受験場所

<一次・二次(筆記試験)共通>
北海道、宮城県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県
<二次:口頭試験>
東京都

受験費用

※1技術部門につき
一次試験:11,000円
二次試験:14,000円

検定内容

【一次試験】
※マークシート形式(五肢択一式)

■基礎科目:
科学技術全般にわたる基礎知識を問う問題
■適性科目:
技術士法第四章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性を問う問題
■専門科目:
受験者があらかじめ選択する1技術部門に係る基礎知識及び専門知識を問う問題
<機械部門の専門科目>
材料力学/機械力学・制御/熱工学/流体工学


合格者は「技術士補」登録申請が可能となります。
登録手続きを行うと“技術士補”となります。

【実務経験】
3パターンあります。
❶ 「技術士補」 ⇒ 指導技術士の下での4年を超える実務経験
❷ 修習技術者(技術士補となる資格を有する者) ⇒ 職務上の監督者の下での4年を超える実務経験(修習技術者となった後の経験)
❸ 修習技術者(技術士補となる資格を有する者) ⇒ 7年を超える実務経験(修習技術者となる前の経験も算入できる)


【二次試験】
■筆記試験 ※記述式
必須科目:「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの
<出題内容>
現代社会が抱えている様々な問題について、「技術部門」全般に関わる基礎的なエンジニアリング問題としての観点から、多面的に課題を抽出して、その解決方法を提示し遂行していくための提案を問う。

選択科目:「選択科目」についての専門知識及び応用能力並びに問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの
<出題内容>
社会的なニーズや技術の進歩に伴う様々な状況において生じているエンジニアリング問題を対象として、「選択科目」に関わる観点から課題の抽出を行い、多様な視点からの分析によって問題解決のための手法を提示して、その遂行方策について提示できるかを問う。

■口頭試験(筆記試験合格者のみ)
技術士としての適格性等について口述により実施。

合格率

技術士(機械部門のみ)

★受験者に対する合格率
【令和5年度】1次試験 35.6%、2次試験18.0%(JABEE修了者で内数12.8%)
【令和4年度】1次試験 42.3%、2次試験17.5%(JABEE修了者で内数12.4%)
【令和3年度】1次試験 34.2%、2次試験13.9%(JABEE修了者で内数9.8%)
【令和2年度】1次試験 55.8%、2次試験18.5%(JABEE修了者で内数13.5%)
【令和元年度】1次試験 49.3%、2次試験19.4%(JABEE修了者で内数14.4%)

「技術士(機械部門)」の勉強方法

技術士(機械部門)の資格取得のためにはどのように勉強をしたら良いのでしょうか?

参考書で学ぶ

参考書を購入し、独学で勉強することも可能です。

「技術士第一次試験「機械部門」合格への厳選100問 合否を決める信頼の1冊!」シリーズ( 日刊工業新聞社)

技術士第一次試験(機械部門)の過去5年間の専門科目の問題をまとめた厳選問題集。
本タイトルに「合格への厳選」とあるように、厳選した例題100問とその練習問題100問、追加の付録問題で計200問以上掲載されています。

「技術士第一次試験「機械部門」専門科目過去問題 解答と解説」シリーズ( 日刊工業新聞社)

こちらも、技術士第一次試験(機械部門)の専門科目に対応した過去問題集。
令和2年度問題(全問)+過去7年間に出題された材料力学、機械力学・制御、熱工学、流体工学の各科目ごとの過去問題の中から解答例+解説+キーワードを紹介しています。

通信講座で学ぶ

自宅にいながら学べる通信講座もオススメです。
一般的に「簿記」のような文系職種の資格取得のイメージがありますが、技術系の資格も取り扱っている通信講座もあります。

資格試験の通信講座【アガルートアカデミー】

技術士(機械部門)deレベルUP!~資格の取り方・勉強方法~

アガルートアカデミー技術士(機械部門)deレベルUP!~資格の取り方・勉強方法~技術士(機械部門)deレベルUP!~資格の取り方・勉強方法~は法律系の難関国家資格を得意とする通信講座ですが、技術士の資格取得を目指す方向けの講座も用意しています。
進学型の予備校よりも安価であるのも嬉しいところ。
『初学者(はじめて学習する方)』『学習経験者』それぞれに対しての講座・カリキュラムが用意されているので、自分のレベルに合った指導を受けられます。

おすすめポイント

❶講義は全て収録されたオンライン映像にて受講可能
オンライン講座なので場所や時間問わず、自分のペースで学習が可能です。
また、「倍速再生機能」「音声ファイルのダウンロード」「マルチデバイス(パソコン/スマートフォン/タブレット)」に対応しています。

❷通信講座ならではの充実したフォロー
Facebookグループによる質問対応、定期カウンセリング、直接指導など、通信講座でも受験生をしっかりフォローします。

技術講座専門の『JTEX』

技術士(機械部門)deレベルUP!~資格の取り方・勉強方法~ 技術士(機械部門)deレベルUP!~資格の取り方・勉強方法~

技術講座専門のJTEXでは、技術士一次試験対策講座「機械部門」(「基礎科目・適性科目」含む)の受講が可能です。
技術士になるための、一次試験(基礎科目+適性科目+専門科目「機械部門」)合格の為の知識を養成します。

  • 受講期間6ヶ月
  • テキスト3冊(「基礎科目・適性科目」:2冊・「専門科目:機械部門」:1冊)
  • レポート回数:必修課題6回、自由提出課題3回

「技術士(機械部門)」のキャリアパス

機械図面

技術士(機械部門)のキャリアパスは、機械工学や関連する分野における専門知識と経験を基盤に、さまざまな職務や役割を担うことができます。
以下に、技術士(機械部門)の一般的なキャリアパスの一例をご紹介します。

技術者/設計者

キャリアの初期段階では、機械設計やシステムの開発など、実務的な技術者としての役割に従事することが一般的です。
製品やシステムの仕様策定や設計、評価などの業務に携わります。

プロジェクトマネージャー

経験を積み重ねると、プロジェクトマネジメントの役割に進むことができます。
プロジェクトの計画、予算管理、リソース調整などを担当し、プロジェクトの成功に向けて指揮を執ります。

技術コンサルタント

技術士(機械部門)の専門知識と経験を活かし、企業やクライアントに対して技術的なアドバイスやコンサルティング業務を提供することもあります。
技術的な問題や課題の解決策を提案し、改善を支援します。

管理職/リーダーシップ役職

チームや部門の管理職やリーダーシップ役職に進むことも考えられます。
エンジニアリングチームの指導や戦略的な意思決定、ビジネス目標の達成に向けた組織のマネジメントを担当します。

研究開発や教育機関での活動

技術士(機械部門)の専門知識を活かして、研究開発や教育機関での活動に従事することもあります。
新たな技術やイノベーションの推進、学術的な研究や教育活動の支援などを行います。

これらは一般的な技術士(機械部門)のキャリアパスの一例ですが、実際のキャリアパスは個人の選択や環境によって異なる場合があります
継続的な学習や経験の積み重ね、さらなる専門性の磨きを重視することで、技術士(機械部門)としてのキャリアを築いていくことができます。

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