こんにちは。りっちゃんです。
今回は、経理職を目指されている方、経理職でスキルアップをしたいと考えている方向けに、「経理」に関連する資格についてまとめてみました。
経理に特化した資格を取得することは、自己成長やキャリアアップのために非常に有益です。
「簿記」は級が上がるほど難易度は高くなっていきますが、比較的難易度の低い級から少しずつコツコツ勉強を積み重ねていけば、しっかりと経理の知識は身に付きます。
理想とする自分を目指して頑張りましょう!
「経理関連」の資格
経理関連の資格には以下のようなものがあります。
「経理」×「未経験」向けの資格
- 日商簿記
- 全経簿記
- 全商簿記
「経理」×「経験者」向けの資格
- 税理士
- 公認会計士・国際公認会計士 (CPA)
- 中小企業診断士
まず、一般的な経理の知識や技術を学ぶために、日商簿記や公認会計士、税理士といった資格があります。
これらの資格を取得することで、会計の基本から応用まで幅広いスキルを習得することができます。
国際的な経理経験を積むためには、国際公認会計士 (CPA) の資格を目指すことも一つの選択肢です。
この資格は、国際的な会計基準や税法に関する知識を持つことが求められます。
国際的な企業やグローバルな経済環境で働く場合、CPAの資格を持つことで、さまざまな仕事のチャンスを得ることができます。
経理の分野は常に変化しており、新しい知識やスキルが求められます。
そのため、定期的な学習や継続的なスキルアップが重要です。
資格取得だけでなく、セミナーや研修に参加したり、経理関連の書籍やオンラインコースを活用したりすることもおすすめです。
自身の興味や目標に合わせて、資格取得を考えてみてください。成功への一歩を踏み出すきっかけとなることでしょう。
「経理」×「未経験」向けの資格
ここでは代表的な経理資格「簿記」についてまとめています。
簿記
簿記とは、企業の営業取引や経営活動を帳簿に記録するスキルのことです。
簿記を取得することで企業に関するお金や数字の流れを学ぶということが出来る為、経理業務に従事する方以外でも一般常識として資格取得を目指される方も多いです。
大学生も就活に向けて取得する方が多いのではないでしょうか。
簿記といっても、実は大きくわけて「日商簿記」「全経簿記」「全商簿記」の3種類あります。
全商簿記は主に高校生向けの内容(※高校生でなくても受験可)、日商簿記・全経簿記は企業の実務に即した内容も含まれています。
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「経理」×「経験者」向けの資格
経理経験をある程度積んだ方で、さらに専門性を高めたいと考える方におすすめの資格です。
税理士
税理士法に定められる国家資格です。
税理士になるためには税理士試験を合格する必要があります。
2023年の税理士法の改正によって受験資格要件が緩和されました。
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公認会計士・国際公認会計士 (CPA)
会計監査のプロとして監査業務が行える唯一の国家資格です。
「会計」に関わる最高峰資格です。
「公認会計士」や「会計士」のみで呼ばれることもありますが、同じ意味です。
資格取得のためには公認会計士試験を受ける必要があり、金融庁の公認会計士・監査審査会が試験を実施しています。
「国際公認会計士(CPA)」は海外の会計士資格です。
海外の会計士資格の中でも特に人気があるのは「米国公認会計士(USCPA)」や「英国勅許公認会計士(ACCA)」です。
なお、日本の会計士資格と海外の会計士資格を両方とも取得することも可能です。
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中小企業診断士
中小企業診断士は「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録する国家資格です。
資格保有者は、企業の経営課題・成長戦略に対してのアドバイス等を主に行っています。
「経理」のキャリアパス
経理のキャリアパスは多岐に渡ります。
縦軸・横軸のキャリアパスをそれぞれ見ていきましょう。
【縦軸のキャリアパス】経理事務→経理担当→経理マネージャー→CFO(最高財務責任者)
基本的には、まずは経理事務として入社をし、経理の基礎業務(領収書の整理や請求書の作成など)からスタートします。
基本的な経理知識を身につけるフェーズです。
次に、経理担当者として、仕分け処理や決算業務、税務申告などの業務を行います。
ここでやっと経理として一人前と言えるでしょう。
経理担当者として経験を積んだ後、経理部門のマネージャーとしてチームの監督・統括を担当します。
会社によって業務範囲は異なりますが、予算管理や財務戦略の策定にも関与し、会社の財務面の健全性確保がミッションとなります。
最後に、財務部門のトップ、会社における財務戦略の最高責任者であるCFOに抜擢されます。
CFOになるための特別な資格は必要ありませんが、会社の財務戦略の立案や予算管理、リスク管理など重要度の高い業務を担う為、高いレベルでの経理財務知識が求められます。
【横軸のキャリアパス】経営・財務コンサルタント
経理の専門的な知識や数値分析能力は経営・財務コンサルタントとしても能力発揮が可能です。
経営・財務コンサルタントはクライアントの財務状況や業績改善に関する提言を行うことが求められる仕事です。
基本的にはコンサルティングファームへの転職を目指すケースが多いと思いますが、転職を実現するためには、一般企業にて経理業務経験を積み、財務報告や予算管理などの知識を蓄えておく必要があります。
また、コンサルティング業は経営層を相手として仕事を行う機会も多いので、経営者や他部門とのコミュニケーション能力も培っておく必要があるでしょう。
コンサルティングファームから独立して個人コンサルタントとして活動する道もあります。
【横軸のキャリアパス】会計士・税理士
さらに経理・財務の専門性を高めたい方の中には、士業(会計士、税理士など)を目指される方も一定数います。
会計士・税理士になるためには非常に難易度の高い国家資格取得+実務経験も必要となるため、覚悟を持って目指す必要があります。
経理とは違い「顧客」が存在するため、顧客と直接やりとりをするためのコミュニケーション能力が必要となります。
ただ実務をこなせばよいというわけではないので大変な面もありますが、顧客の課題解決や発展に寄与できるところが大きなやりがいでもあります。
「経理」を学ぶなら
「資格」ではなく、「職種」の切り口でも学べるオンラインスクールもご紹介します。
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ぜひ、これらを参考に経理でレベルアップはかっていきましょう!