広告 技術系専門職

機械設計職deレベルUP!~おすすめ資格~

2023年11月14日

りっちゃん

「資格×キャリア」にまつわる本サイトの管理人。

★年齢:30代
★職業:人生の転機に関わる仕事
★家族構成:個人事業主の夫と小学生の子どもとの3人家族
★趣味:家族、仕事、WEBマンガ、ブログ運営

こんにちは。りっちゃんです。

今回は、機械設計職を目指されている方、設計開発職でスキルアップをしたいと考えている方向けに、「機械設計」に関連する資格についてまとめてみました。

理想とする自分を目指して頑張りましょう!

「機械設計職」の関連資格

設計中

機械設計職関連の資格には以下のようなものがあります。

「機械設計」×「未経験」向けの資格

  • 機械設計技術者3級
  • 機械・プラント製図技能士 機械製図CAD作業3級
  • CAD利用技術者試験 2次元CAD 基礎

「機械設計」×「経験者」向けの資格

  • 機械設計技術者
  • 機械・プラント製図技能士
  • 技術士(機械部門)
  • CAD利用技術者試験

機械設計は工業系の高校・大学にて機械工学などを学んだ方が進む可能性のあるキャリアの一つです。

機械の仕組みや原理を理解していること、CADと呼ばれる設計専門のソフトが扱えること、他部署や他クライアントと協業することが多いポジションのため一定レベル以上のコミュニケーション能力が必要となります。
そして、上記知識・スキルレベルを客観的にはかるための資格も複数存在しています。

機械設計職は資格がなくても就くことができる職種です。
そのため、この職種でキャリアを歩むうえでMUSTで取得が必須の資格は基本的にはありません。

ただし、職種未経験者は資格取得のために勉強をすることで機械設計の基礎知識を身につけることができますし、職種経験者は高い専門知識を身につけることが出来、市場価値を高めることで今後の転職を有利に進めることができます。

「機械設計」×「未経験」向けの資格

初心者

ここでは機械設計未経験の方にオススメの機械設計の基礎が学べる資格をまとめています。

機械設計技術者3級

機械設計技術者は、一般社団法人日本機械設計工業会が主催する民間資格です。
3級は実務経験なしでも受けることが出来るため、主に新人技術者や学生向けの資格です。

3級は全問マークシート方式で、科目は「機械工学基礎」です。
合格のためには機械設計に関する体系的な知識を網羅的に学ぶ必要があり、合格することで”基礎は身に付いている”ということが客観的に証明できます。

3級科目:
※全問マークシート方式

機械工学基礎
<詳細>機構学・機械要素設計、機械力学、制御工学、工業材料、材料力学、流体・熱工学、工作法、機械製図

こちらもCHECK

機械設計職deレベルUP!~おすすめ資格~
機械設計技術者資格deレベルUP!~資格の取り方・勉強方法~

こんにちは。りっちゃんです。 今回は、「機械設計」職種に関連する資格の一つ「機械設計技術者」についてまとめてみました。 「機械設計技術者」資格は、機械設計の知識とスキルを有することを証明するものです。 ...

続きを見る

機械・プラント製図技能士 機械製図CAD作業3級

技能士は各技能の習得レベルを評価する国家検定制度です。
試験に合格をすると「技能士」を名乗ることができるようになります。
試験の難易度によって1 級、2 級、3 級に分かれますが、1級と2級は決められた年数以上の実務経験が必要となります。
3級は、検定職種に関連する実務経験がある方以外にも、職業訓練や学校教育を過去受けていた・現在受けている方も受験することが出来るため、実務未経験の初心者がまず目指したい検定資格です。
※3級については、令和5年度は49作業で試験が実施されます。

特に、機械設計においては、「機械・プラント製図(機械製図手書き作業)」「機械・プラント製図(機械製図CAD作業)」などの技能士があります。
現在の機械設計はCADソフトを使うことが主流であるため、「機械・プラント製図(機械製図CAD作業)」がオススメです。

■機械・プラント製図(機械製図手書き作業)
<実技試験>実技試験問題及び課題図(機械装置を組み立てた状態の図面)から、指定された部品図を手書きにより作成する。
<学科試験>製図一般、材料、材料力学一般、溶接一般、関連基礎知識、機械製図法

■機械・プラント製図(機械製図CAD作業)
<実技試験>実技試験問題及び課題図(機械装置を組み立てた状態の図面)から、指定された部品図をCAD により作成する。
<学科試験>製図一般、材料、材料力学一般、溶接一般、関連基礎知識、機械製図法

こちらもCHECK

機械設計職deレベルUP!~おすすめ資格~
機械・プラント製図技能士資格deレベルUP!~資格の取り方・勉強方法~

こんにちは。りっちゃんです。 今回は、「機械設計」職種に関連する資格の一つ「機械・プラント製図技能士」資格についてまとめてみました。 「技能士」資格は、技能検定の合格者は名乗れる資格であり、現在は今回 ...

続きを見る

CAD利用技術者試験 2次元CAD 基礎

CAD利用技術者試験は、CADエンジニア育成のための検定試験です。
目的や目指す職種に応じて2次元CAD、3次元CADを選択できますが、これからCADを学び始める人向けの入門試験「2次元CAD基礎」も用意されています。

※筆記試験
<試験内容>
・CADシステムの知識と利用
・CADシステムのプラットフォーム
・製図の知識 ・図形

こちらもCHECK

機械設計職deレベルUP!~おすすめ資格~
CAD利用技術者試験deレベルUP!~資格の取り方・勉強方法~

こんにちは。りっちゃんです。 今回は、「機械設計」職種に関連する資格の一つ「CAD利用技術者」についてまとめてみました。 「CAD利用技術者」資格は、コンピュータを用いて設計図面を作成する技術「CAD ...

続きを見る

「機械設計」×「経験者」向けの資格

3DCAD

機械設計経験をある程度積んだ方で、さらに専門性を高めたいと考える方におすすめの資格です。

機械設計技術者

初心者向けとして「機械設計技術者3級」を上段で取り上げておりましたが、経験者向けには1,2級をおすすめします。
2級以上は機械設計の基礎知識はすでにお持ちであるという前提で、より複雑な業務を遂行できる技術者を対象とした試験であり、「安全で効率のよい機械を経済的に設計する機械設計技術者の総合能力」を認定するものです。
3級は全問マークシート方式でしたが、2級から一部技術式、1級にもなると全問記述式解答となり、実技課題や小論文なども含まれます。

2級科目:
原則マークシート方式、一部記述式となる場合あり。
①機械設計分野 :機構学、機械要素設計、機械製図、関連問題
②力学分野 :機械力学、材料力学、関連問題
③熱・流体分野 :熱工学、流体工学、関連問題
④材料・加工分野 :工業材料、工作法、関連問題
⑤メカトロニクス分野 :制御工学、デジタル制御、RPA、自動化技術、他
⑥環境・安全分野 :機械設計技術者としての環境・安全の知識
⑦応用・総合 :機械工学基礎、機械工業基礎に関する知識の設計への応用ならびに総合能力。記述式問題

1級科目:
全て記述式解答
①設計管理関連課題 :設計関わる管理・情報等に対する知識
②機械設計基礎課題 :機械設計の基本となる計算課題を含む知識
③環境経営関連課題 :機械設計の管理者として必要な環境・安全に対する知識
④実技課題 :設計実務に関わる計算を主体とした問題が複数出題され、その中から指定された問題数を選択して回答
⑤小論文 :出題テーマから1つ選択し、1200~1600文字程度の論文を作成

こちらもCHECK

機械設計職deレベルUP!~おすすめ資格~
機械設計技術者資格deレベルUP!~資格の取り方・勉強方法~

こんにちは。りっちゃんです。 今回は、「機械設計」職種に関連する資格の一つ「機械設計技術者」についてまとめてみました。 「機械設計技術者」資格は、機械設計の知識とスキルを有することを証明するものです。 ...

続きを見る

機械・プラント製図技能士

こちらも、初心者向けとして上段で取り上げていた「機械・プラント製図技能士 機械製図CAD作業3級」の機械製図CAD作業3級以外の資格です。

機械・プラント製図技能士は、検定試験においては「機械製図手書き作業/機械製図CAD作業/プラント配管製図作業」の3つに分かれ、1級=上級技術者、2級=中級技術者、3級初級技術者が通常有すべき技能の程度です。

実技試験と学科試験があり、資格取得のためには両方の試験に合格することが必要となります。

■機械・プラント製図(機械製図手書き作業)
<1級:実技試験>実技試験問題(計算問題を含む)及び課題図(機械装置を組み立てた状態の図面)から、指定された部品図を手書きにより作成する。
<2級:実技試験>実技試験問題及び課題図(機械装置を組み立てた状態の図面)から、指定された部品図を手書きにより作成する。

■機械・プラント製図(機械製図CAD作業)
<1級:実技試験>実技試験問題(計算問題を含む)及び課題図(機械装置を組み立てた状態の図面)から、指定された部品図をCADにより作成する。
<2級:実技試験>実技試験問題及び課題図(機械装置を組み立てた状態の図面)から、指定された部品図をCADにより作成する。

こちらもCHECK

機械設計職deレベルUP!~おすすめ資格~
機械・プラント製図技能士資格deレベルUP!~資格の取り方・勉強方法~

こんにちは。りっちゃんです。 今回は、「機械設計」職種に関連する資格の一つ「機械・プラント製図技能士」資格についてまとめてみました。 「技能士」資格は、技能検定の合格者は名乗れる資格であり、現在は今回 ...

続きを見る

技術士(機械部門)

「科学技術に関する技術的専門知識と高等の応用能力及び豊富な実務経験を有し、公益を確保するため、高い技術者倫理を備えた優れた技術者」の育成を図るための、国(文部科学省)が認定している国家資格です。(技術士法に基づく制度)

試験は文部科学省令で定める技術部門ごとに実施されます。

技術部門は21部門あります。

機械部門/船舶・海洋部門/航空・宇宙部門/電気電子部門/化学部門/繊維部門/金属部門/資源工学部門/建設部門/上下水道部門/衛生工学部門/農業部門/森林部門/水産部門/経営工学部門/情報工学部門/応用理学部門/生物工学部門/環境部門/原子力・放射線部門/総合技術監理部門

直近では、建設部門の受験者が最も多く全受験者数の約50%を占めていますが、その次に受験者数が多いのが機械部門です。

一次試験
マークシート形式(五肢択一式)
①基礎科目:科学技術全般にわたる基礎知識を問う問題
②適性科目:技術士法第四章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性を問う問題
③専門科目:受験者があらかじめ選択する1技術部門に係る基礎知識及び専門知識を問う問題
<専門科目:機械部門のみ抜粋>
材料力学/機械力学・制御/熱工学/流体工学

【二次試験】
※筆記試験(記述式)+口頭試験

こちらもCHECK

機械設計職deレベルUP!~おすすめ資格~
技術士(機械部門)deレベルUP!~資格の取り方・勉強方法~

こんにちは。りっちゃんです。 今回は、「機械設計」職種に関連する資格の一つ「技術士(機械部門)」についてまとめてみました。 「技術士(機械部門)」は機械に関するの専門知識とスキルを持つことを認める国家 ...

続きを見る

CAD利用技術者試験

こちらも、初心者向けとして上段で取り上げていた「CAD利用技術者試験 2次元CAD 基礎」の上流の資格です。
2次元CAD利用技術者試験は1級/2級、3次元CAD利用技術者試験は1級/準1級/2級があります。
各資格ともに合格をすることで2次元・3次元CADの高度な作図力の証明になります。

【2次元CAD利用技術者試験】
■2級:CADシステムの運用やデータの管理に関する業務を目指す方向け
<試験内容>
《CADシステム分野》
・CADシステムの概要と機能 ・CADシステムの基本機能
・CADの作図データ ・CADシステムとハードウェア
・CADシステムとソフトウェア ・ネットワークの知識
・情報セキュリティと知的財産
・CADシステムの運用・管理と課題
・3次元CADの基礎知識
《製図分野》
・製図一般
・製図の原理と表現方法
・製図における図形の表現方

■1級:作図力を究めた設計者やオペレーターの管理業務を目指す方向け
<試験内容>
※機械、建築、トレースのいずれかの専門分野を選択
【機械】
《実技試験》
・機構部品の作図
・適切な数値(カタログ、要目表など)からの作図
・投影図からの作図
《筆記試験》
・機械製図の知識

【建築】
《実技試験》
・RC造または木造
《筆記試験》
・建築製図の基礎知識
・建築生産の電子情報

【トレース】
《実技試験》
・編集・レイヤ設定能力
・トレース能力
・投影能力
《筆記試験》
・製図の知識

【3次元CAD利用技術者試験】
■2級:3次元CADシステムを使用した機械系・製造系のモデリング・設計・製図などの業務従事を目指す方、3次元CADシステムの周辺業務に従事している方、関連製品の管理、営業などを担当している方向け
<試験内容>
・3次元CADの概念分野
・3次元CADの機能と実用的モデリング手法分野
・3次元CADデータの管理と周辺知識分野
・3次元CADデータの活用分野

■準1級:3次元CADシステムを使用した機械系・製造系のモデリング・設計・製図などの業務従事を目指す方、従事して間もない方、設計の補助業務やオペレーターを目指す方向け
<試験内容>
・CADリテラシー、空間把握能力分野
・2次元図面からのパーツモデル作成能力分野

■1級:3次元設計の補助業務を担い、将来、設計者やオペレーターの管理業務を目指す方向け
<試験内容>
・CADリテラシー、空間把握能力分野
・アセンブリモデリング能力分野
・2次元図面からのパーツモデル作成能力分野

こちらもCHECK

機械設計職deレベルUP!~おすすめ資格~
CAD利用技術者試験deレベルUP!~資格の取り方・勉強方法~

こんにちは。りっちゃんです。 今回は、「機械設計」職種に関連する資格の一つ「CAD利用技術者」についてまとめてみました。 「CAD利用技術者」資格は、コンピュータを用いて設計図面を作成する技術「CAD ...

続きを見る

「機械設計」のキャリアパス

作業着で話し合い

機械設計のキャリアパスについて、縦軸・横軸の観点からそれぞれ見ていきましょう。

【縦軸のキャリアパス】CADオペレーター→機械設計→プロジェクトリーダー・マネージャー

CADオペレーター

設計職の初めてのステップとして、CADソフトウェアを使用して機械の設計を行うオペレーションを担当します。
この段階では、設計者の指示に基づいて図面やモデルを作成する役割を果たします。

機械設計

CADオペレーターからステップアップし、自身で機械の設計を行うことができるようになります。
機械のコンセプトを決める「構想設計」、機械の大まかな機能を決める「基本設計」、機械を構成する部品の形状や仕様を決定する「詳細設計」など機械設計の中にも様々な設計フェーズがあります。
いずれも、機械の仕組みや原理を理解し、設計仕様に基づいて図面やモデルを作成する能力が求められます。

プロジェクトリーダー・マネージャー

開発プロジェクトのリーダーやマネージャーとしての役割を担うことができます。
「ヒト・モノ・カネ」の流れなどにも関与し、設計の企画、要件定義、調整、チームの指導など、より高度なスキルと責任が求められるようになります。

【横軸のキャリアパス】生産技術、製品開発、サービスエンジニア

生産技術

機械設計の知識を活かし、製造プロセスの改善や効率化を担当します。
生産設備の設計を外注している場合は、発注者として設計担当者と折衝をすることもあります。
自社設備の設計まで内製をしている場合は、直接自身が設備の設計に携わることもあります。
機械設計の知識だけでなく、生産ラインの設計や品質管理など、製品の生産に関する技術的な知識が求められます。

製品開発

新しい製品を企画し、機械設計から製品化までの全体像を担当します。
市場調査や要件定義、プロトタイプの作成、市場導入など、幅広い知識と経験が求められます。

サービスエンジニア

製品の導入やメンテナンス、トラブルシューティングなどのサポートを行います。
機械設計の知識を活かしながら、お客様と技術的な知見を用いながらコミュニケーションをはかる必要があります。

これらのキャリアパスはあくまで一般的な例です。実際のキャリアパスは個人の経験や適性、努力によって異なる場合があります。
自身の目標や興味に合った方向を選び、継続的な学習と経験を積むことで、機械設計のキャリアを築いていくことができます。

「CAD」を学ぶなら

資格取得・キャリアアップの【ヒューマンアカデミー】

機械設計職deレベルUP!~おすすめ資格~ 機械設計職deレベルUP!~おすすめ資格~

ヒューマンアカデミー CAD講座

圧倒的なCAD試験合格実績を誇るヒューマンアカデミー。
CAD利用技術者試験1級合格者の3人に1人、2級合格者の4人に1人がヒューマンアカデミーの受講生です。

入学前から修了後まで、「スタートカウンセラー」「専任プロ講師」「キャリアカウンセラー」「ジョブカウンセラー」がしっかりとサポートしてくれます。

受講スタイルはプロ講師が直接指導する少人数プロ講師担任制と働きながらでも通えるフリータイム受講制が選べるので、自身のライフスタイルに合わせて学ぶことが出来ます。
授業内容自体も、「オートデスク社」認定スクールとして非常に高いクオリティの授業を提供しています。
※CATIAの開発元からも、世界ではじめて「専門スクール向けエデュケーショナルパートナー」として認定されています!

資格を目指すよりもまずはCAD実務を身につけたい方は、ヒューマンアカデミーのCAD講座も検討してみてください。

-技術系専門職
-,