こんにちは。りっちゃんです。
今回は、職種を問わず通勤や日常生活で重要となる「自動車運転免許」について、必要な情報をすべてまとめてみました。
自動車免許は、私たちの生活に欠かせない資格であり、移動の自由度を高めるだけでなく、就職や転職においても強みとなる場合もあります。
(持っていないこと自体がキャリアの選択肢を狭める可能性もあります)
自動車免許は、生活とキャリアに大きな影響を与える資格です。
ぜひ、この機会に取得を検討してみてくださいね!
ポイント
◎資格区分:国家資格
◎試験日:月曜日から金曜日の平日(地域によって例外あり)
◎合格発表日:
学科試験(筆記試験):会場にて即時発表
実技試験(運転試験):試験場職員より即時発表
◎合格率:
学科試験(筆記試験):約80〜90%
実技試験(運転試験):約70〜80%
◎資格保有者の強み:
自動車運転免許を持つことで、個人の移動の自由度が高まり、就職や転職時に幅広い職業選択肢を得ることができる。
また、運転技術や交通ルールに関する知識が証明され、安全運転のスキルが備わっていることを示すことができる。
「自動車運転免許」とは?

自動車運転免許は、日本で自動車を運転する際に必要な免許の一つで、主に乗用車や小型トラックなどを運転するための免許です。
自動車運転免許には大きく分けて二種類(第一種免許・第二種免許)があります。
第一種免許と第二種免許の違いは、主に運転の目的と運転できる車両の範囲にあります。
第一種免許(いわゆる「一種免許」)は、一般の人が自家用車や会社の営業車などを運転するために必要な免許です。
ただし、第一種免許では、たとえ人を乗せて運転することがあっても、その対価としてお金を受け取る、つまり「有償で人を運ぶ」ことは法律で認められていません。
第二種免許(「二種免許」)は、有償で人を運ぶことを目的とした運転をするための免許です。
具体的には、タクシーやハイヤー、路線バス、観光バス、または学校や福祉施設の送迎バスなどを運転する際に必要になります。
第二種免許を取得するには、第一種免許よりも厳しい条件が設けられており、運転技術はもちろん、安全運転の知識や接遇態度なども重視されます。
※第二種免許を持っていれば、基本的には第一種免許で運転できる車両もカバーされるため、日常的な車の運転も可能です。
項目 | 第一種免許(一種) | 第二種免許(二種) |
---|---|---|
目的 | 自家用車や業務車の運転 | 有償で人を運ぶ職業運転 |
対象者 | 一般の個人・営業職など | タクシー運転手、バス運転手など |
運転できる車両 | 自家用車、社用車、貨物車など | タクシー、ハイヤー、送迎バス、路線バスなど(二種で一種の車両も運転可) |
試験の難易度 | 標準的 | 技術・学科ともに難易度が高め |
使用場面の例 | 買い物、通勤、社用車での移動 | バスの運転、タクシー業務、送迎業務など |
収入を伴う旅客運送 | ❌ 不可 | ✅ 可能 |
基本情報
受験資格
運転免許試験を受けるための経歴条件は、取得を検討されている免許種別によって異なります。
第一種免許
免許種別 | 年齢 | 経歴条件など |
---|---|---|
普通(仮免を含む) | 18歳以上 | 経歴不要 |
準中型(仮免を含む) | 18歳以上 | 経歴不要 |
中型(仮免を含む) | 20歳以上 ※特例取得免許:19歳以上 | 普通、準中型、大特のいずれかの免許取得歴(免許停止期間を除く)が通算2年以上必要 |
大型(仮免を含む) | 21歳以上 ※特例取得免許:19歳以上 | 普通、準中型、中型、大特のいずれかの免許取得歴(免許停止期間を除く)が通算3年以上必要 |
原付・小特・普通二輪 | 16歳以上 | 経歴不要 |
大型二輪 | 18歳以上 | 経歴不要 |
大特(大型特殊) | 18歳以上 | 経歴不要 |
けん引 | 18歳以上 | 二種、普通、準中型、中型、大型、大特免許のいずれかの免許を保有している必要あり |
第二種免許
免許種別 | 年齢 | 経歴条件 |
---|---|---|
普通・中型・大型・大特 | 21歳以上 ※特例取得免許:19歳以上 | 普通、準中型、中型、大型、大特の一種免許取得歴(免許停止期間を除く)が通算3年以上 又は 他の二種免許を取得している |
けん引 | 21歳以上 ※特例取得免許:19歳以上 | けん引免許を持ち、普通、準中型、中型、大型、大特免許取得歴(免許停止期間を除く)が通算3年以上 又は 他の二種免許を取得している |
※自動車教習所で実施する「受験資格特例教習」を修了すれば、年齢・経歴要件が緩和され、2022年5月13日以降は普通二種などは19歳以上、取得1年以上の方にも免許取得の道が開かれています。
受験期間
運転免許試験は全国共通の制度に基づいて実施されていますが、具体的な試験の実施曜日や受付時間は都道府県によって異なります。
一般的には、運転免許試験は月曜日から金曜日の平日に実施され、土日祝日および年末年始(12月29日〜1月3日)は試験が行われないのが基本です。
しかし一部の地域では例外もあり、第1・第3日曜日に講習を実施していたり、免許の種類や申込方法によって試験の実施曜日が分かれているなど、柔軟な対応がとられている地域も存在します。
逆に、小規模な試験場や分室では、週に1〜2回のみの実施に限定されていることもあります。
そのため、運転免許試験を受ける際には、自分が受験する予定の都道府県および試験場の公式ホームページなどで、実施曜日と受付時間を必ず事前に確認することが重要です。
受験場所
運転免許試験は各都道府県の指定された試験場で実施されます。
原則として各都道府県に1か所以上、規模によっては複数の試験場や分室が設置されています。
試験の実施場所や受付時間は地域によって異なるため、受験を希望する地域の公安委員会や運転免許試験場の公式サイトで最新情報をご確認ください。
受験費用
教習所(通学型・合宿型)と一発試験の場合では、免許取得までに”教習費用”でかなりの差が出ますが、受験費用(試験場での費用)においても差があります。
教習所に通う場合(指定自動車教習所)
費用項目 | 金額(目安) |
---|---|
教習費用 | 通学型:約25〜35万円 合宿型:約20〜38万円 |
試験場での費用(学科試験&免許交付費) | 約3,800円(仮免や本免の学科・技能受験料など込み) |
➡️ 合計:約253,800円~353,800円(通学/合宿含む)
教習所を利用せず「一発試験」で取得する場合(ストレート合格想定)
費用項目 | 金額(目安) |
---|---|
仮免許試験・交付 | 約5,500円~5,650円 |
本免許試験・交付 | 約5,100円〜5,150円 |
取得時講習(応急救護等) | 約13,500円〜13,700円 |
➡️ 合計:約24,250円〜24,350円
注意ポイント
再試験や教習が必要となった場合、費用は教習所利用なしでも数万円〜十数万円に膨らむことがあります。
①再試験費用:
技能試験は受けるたびに「受験料+試験車使用料」が必要となります。
※例:仮免技能再受験費用 4,550円/本免技能再受験費用 3,050円
②練習・教習費用:
民間教習所での練習1時限(約40分)2,200円〜、仮免前後の補習費用もプラス
検定内容
運転免許を取得するためには、仮免許・本免許それぞれで技能検定と学科試験を受ける必要があります。
以下に、普通自動車免許(第一種普通免許)を例にして検定内容を詳しく説明します。
(第一段階)仮免許取得のための検定
技能検定(場内コース)
・実施場所:
教習所内コースまたは試験場の場内コース
・試験内容例:
車両点検(タイヤ・ライトの確認)
車庫出し・発進・停止・右左折・踏切通過
坂道発進
クランク・S字カーブ走行
障害物回避、徐行区間
・合格基準:
減点方式(持ち点100点からの減点式)
70点以上で合格
※不合格の例)脱輪、大きなふらつき、指示違反、速度違反など
学科試験(仮免学科)
・出題数:50問
・形式:○×(正誤)式
・試験内容例:
交通ルール、標識、基本的な運転知識、優先関係など
・合格基準:
90点以上(45問以上正解)
(第二段階)本免許取得のための検定
技能検定(路上試験)
・実施場所:
公道(試験場または教習所の指定ルート)
・試験内容例:
発進・進路変更・交差点通過・信号遵守
車線変更・追い越し・合流・右左折
安全確認(ミラー・目視)
一時停止、徐行、歩行者・自転車への配慮
駐停車、方向転換、縦列駐車
・合格基準:
減点方式(100点満点から70点以上で合格)
※不合格の例)安全確認不足や標識見落とし、急ブレーキなどで減点
学科試験(本免学科)
・出題数:95問(うち文章問題90問+イラスト式設問5問)
・形式:○×(正誤)式+危険予測設問あり
・試験内容例:
歩行者と運転者に共通の心得・自動車や一般原動機付自転車を運転する前の心得
自動車や一般原動機付き自転車の運転の方法・危険な場所などでの運転
高速道路での走行・二輪車の運転の方法・交通事故、故障、災害などのとき
自動車所有者、使用者、安全運転管理者、自動車運転代行業者などの心得
・合格基準:
90点以上(90問中45問正解+イラスト問題加点含む)
合格率
自動車免許の合格率は、地域や教習所によって異なりますが、一般的な目安をお伝えします。
筆記試験は比較的簡単とされており、試験前に十分な学習をすれば、高い確率で合格できます。
実技試験は実際の運転技術が問われるため、練習の成果が大きく影響します。
特に初心者の場合は、練習の回数や指導によって合格率が左右されることがあります。
試験内容 | 合格率の目安 |
---|---|
筆記試験(学科試験) | 約80〜90% |
実技試験(技能試験) | 約70〜80% |
自動車免許取得のための勉強・練習方法

自動車免許取得のためにはどのように勉強をしたら良いのでしょうか?
参考書で学ぶ
参考書を購入し、独学で勉強することも可能です。
「現役教官が教える普通免許合格テクニック DVDで覚える」著者・編集:王子自動車学校
『現役教官が教える普通免許合格テクニック DVDで覚える』は、教習所の現役教官が監修した、技能試験対策に特化した実践的な学習書です。
最大の特長は付属DVDで、ハンドル操作や車の動きがマルチアングルで分かりやすく解説されており、初心者でもイメージしやすくなっています。
内容は発進・停止などの基本操作から、路上での応用技術までを丁寧にカバー。
図解や写真も豊富で、文字だけではわかりにくいポイントも視覚的に理解できます。
マニュアル車を中心にしつつ、AT車にも対応しており、教習の予習・復習はもちろん、ペーパードライバーの再学習にも最適です。
教習の不安を解消したい人におすすめの一冊です。
「普通免許ポイント攻略問題集 1回でうかる!」 著者・編集:運転免許合格アドバイザーズ
『普通免許ポイント攻略問題集 – 1回でうかる!』は、普通免許の学科試験対策に特化した問題集です。
本試験に近い形式の模擬テストで実践力を養いながら、最新の出題傾向や道交法改正にも対応しています。
オールカラーの紙面や語呂合わせを活用した覚えやすい工夫もされており、視覚的に理解しやすいのが特徴です。
解説も丁寧で、間違えやすいポイントをしっかりフォロー。
初めての受験でも安心して学習できる一冊です。
試験直前の総仕上げや弱点補強に最適です。
合宿で免許を短期間で取得
一般的に自動車免許は自動車学校に通って取得しますが、時間やお金をかけずに免許を取得できる「合宿」という選択肢もあります。
ユーアイ免許(合宿免許予約サイト)
免許を取りたいけど、時間もお金も心配…そんなあなたにぴったりなのが「合宿免許予約サイトのユーアイ免許」。
楽しみながら運転免許が取得できる合宿免許のプランが多数紹介されています。
最短13日でAT免許が取得でき、料金も21万円台からととてもリーズナブル。
学生向けや期間限定のキャンペーンもあり、コスパが抜群です。

自動車運転免許は、生活の中で非常に重要な資格の一つです。
日常的な移動手段として、また仕事においても多くの場面で活用されます。
免許取得のためには、教習所を利用する方法と「一発試験」で挑戦する方法があります。
教習所を利用する場合は、費用が高くなるものの、安定したサポートが受けられるため初心者にはおすすめです。
「一発試験」での取得はコストを抑えることができますが、独学での練習や再試験の可能性を考慮する必要があります。
免許の取得を目指す際には、受験資格や試験日程、試験費用を事前にしっかり確認しておきましょう。
試験の内容や合格基準についても知識を深めておくことで、より効率的に準備を進めることができます。
自動車免許を取得することで、仕事の幅が広がったり、生活の自由度が増したりするため、ぜひ自分の目的に合った免許取得を目指してチャレンジしてみてください。
成功に向けて、一歩一歩準備を進めていきましょう!